最近同級生のワーママと話していて「退職がちらつくこともあるよね」という話が出ました。
わたしは実際にワーママになってから、一度退職をしています。
育休・産休を取得させてもらって復帰した会社だったので、退職するのはとても申し訳ない気持ちになりました。
でもどうしてもやりきれないモヤモヤが自分の中で大きくなっていったんです。
「もうこの会社でがんばれない・・・気力が湧いてこない」そんな状態になり、退職を決意しました。
この記事ではワーママが退職にまで至ってしまう理由と、ワーママで会社をやめたい人へのかしこい立ち回り方を紹介します。
●もくじ
ワーママが仕事を辞めたくなる理由はとにかく時間がなさすぎること。

育休産休が終わって仕事に復帰すると、子なし時代とは全く意識が違う働き方になった人も多いのではないでしょうか。
ワーママはとにかく定時で帰れるように仕事の段取りを組んでダッシュで終わらせます。
子なし時代は多少仕事が後ろにずれ込んでも、残業や休日出勤でカバーすることができますよね。
ですが子どもが生まれると残業や休日出勤といった力技で仕事をカバーすることがむずかしくなります。
そしてどうしても仕事が間に合いそうにない場合、上司に相談をしたり、周りに手伝ってもらいながら何とか期日までに仕事を終わらせた経験があるワーママも多いのではないでしょうか。
そんな時、まったり仕事をしている他のメンバーに頼らざるを得なくなり、そのメンバーが残業して仕事を手伝ってくれます。いつもまったり仕事しているメンバーに頭を下げるのが、なんだかんだやるせない気持ちになったり。

女性は完璧主義の人が多い

完璧主義で一人で仕事を抱え込むタイプの人は、周りに頼ることが苦手です。
女性はこのタイプが多いですよね。
ワーママは時間がない中でもしっかり仕事をしようとしていても、子どもの病気で会社を休んだタイミングなどで計画がどんどん狂ってしまいます。
そうして周りに頼らざるを得なくなった時、チームのメンバーに申し訳ない気持ちと自分でできなかった敗北感を感じてとてもストレスを感じてしまっていました。
まわりに頼ることを何度か繰り返していくうちに途中から上手に周りを頼れるようになるといいのですが、やっぱり頼るのが苦手な人はどんどんストレスを抱えてしまい退職する決断をしてしまうのです。
長時間会社にいる人がなんだかんだで評価される

どんなにワーママが時間当たりの生産性をあげても、結局会社に長時間いる人が「がんばっている」という評価をもらいやすいですよね。
わたしが退職した会社も長時間労働をしている人が評価をされていました。
長時間会社にいられる時間に制約がない人は、仕事のスキルはさておき上司からすると貴重な戦力です。
だって他の人がやり残した仕事をゆっくりでもこなしてくれるのですから。
いわばいつでも出場可能な補欠選手です。
ワーママは時間内に仕事を終わらせて成果をあげても「定時で早く帰る人」というまわりの目。
突発的な仕事はなかなか受けることができません。わたしはどんどんやるせない気持ちになっていきました。
でも、実は長時間会社にいる人が評価されるのはその会社の社風なんですよね。だから転職して他の会社に移ってみると案外、解決する悩みかもしれません。
わたしの場合は長時間労働を良しとする会社から、運よく真逆の会社に転職することができました。
時短の場合はフルタイムと同じ成果をあげていてもお給料が減らされる

時短勤務をしている場合は、時間が短くなった分の給与や手当まで減らされます。
どんなに効率よく働いてフルタイムの時と同じ成果をあげても、時間が短いだけで数万円お給料が減るんです。
正社員って「時間内に成果をあげること」に対して決まった金額の給与を支払ってもらえるわけじゃないんですよね・・・。
わたしは転職前、ネットショップの店長をしていました。
月に5,000万円ほどの売上をあげていて、売上目標もクリアして順調にお店の売上をのばしていたのですが、時短になったからという理由だけで月に5万円ほどお給料が減らされました。
さらに新人スタッフの教育なども新たに任され、責任がどんどん増えるのに対してもらえるお給料は少ないまま。だったらパートで働いた方が責任も軽くてコスパがいいよね、と何度も思いました。
これもわたしが退職した大きな理由のひとつになっています。
子どもとの時間が少なくて不安になる

子どもが少し情緒不安定になったり、保育園に行くのをいやがったりするとずっと一緒にいてあげた方がいいのかな・・・と不安になります。
また、習い事をなかなかさせてあげられないのもワーママの悩み。
男性主導で考えられているワーママ活用の制度が悪い

多くの会社ではワーママの条件調整や働く環境を考えているのは男性です。
しかも老舗の会社になると育児は専業主婦に任せっぱなしの男性上司が多い世代ですよね。
そんな男性たちが考えた仕組みで、ワーママが仕事を辞めたくなる本音の部分が理解できるはずがありません。
「産休・育休を取ったのにすぐに辞めるなんて、やっぱり女性に仕事を育児の両立はむりなんだ」と100%ワーママのせいにするのは酷すぎます。
全部環境や社会のせいにしてしまうのは問題ですが、だからといって必要以上に責任を感じたり自分を責める必要はないと思います。
子どもができたことであなたが今いる会社はワーママに優しくないということが分かっただけでも進歩です。
そんな会社は病気になった時や親の介護問題が出てきた時も働きづらいはず。
今は人手不足の時代で、どの企業も採用が上手くいっていません。だからワーママや介護などいろんな事情がある人でも働きやすい制度を取り入れて即戦力を確保しようと必死です。
今あなたがいる会社はワーママにとっては居心地がよくないということが分かったのですから、自分の完璧主義な性格を変えるか転職をする、専業主婦になってみるなど新たな一歩を踏み出してみましょう。
会社を退職したくなったら計画を立ててみよう

うつうつした気持ちで毎日仕事に行っていても何も変わりません。それどころかうっかり子どもの前でもずっと暗い表情をしてしまっているかも。
たとえば転職しても、その転職先が必ずしもワーママに優しい転職先とは限りません。でも今のあなたなら子どもがいても働きやすい会社の条件はどんな条件かリアルに分かるはずです。
・残業なし
・17時退社
・どんな社風なら続けられるか
など自分にとって大切な条件をピックアップして自己分析を簡単にしてみてください。
その上で
・パートから働くか?正社員として転職するか?
・仕事を辞めてから転職活動をする場合、子どもの保育園は仕事を辞めてから何ヵ月通い続けられるか?
・失業保険はでるのか?
・夫の給料だけで何ヵ月くらい生活ができそうか?
・いつまでに仕事を辞めたいか
など計画を立ててみてください。
いきなり仕事を辞めてしまうのは、子どもの保育園のこともありますしリスクが大きいです。ですが具体的に一つ一つ計画を立てて行動していけば、今より一歩前進することができます。
ワーママの転職活動は正直時間のやりくりなどとても大変です。
今の仕事を続けていれば仕事を辞めたい気持ちが薄くなっていくかも・・・と思うかもしれません。
ですが一度気になり始めたあなたの会社のいやなところはずっと目についてしまうもの。
あなたの生活が変われば会社に求める条件が変わるのは自然なことです。
会社からあなたに「大変そうだから10月までに辞めてね」なんてまず言ってくれません。あなたが退職したいと言わない限り、ずっとその会社に居続けることになります。
我慢してやり過ごせば過ごすほど心はすり減っていきます。
万が一うつになってしまったら、子どもにも笑顔で接することができなくなります。
わたしは自分の心が元気じゃないと子どもにも優しい母親で居続けられないと思い退職を申し出ました。
仕事をやめたいと思ったら考える3つのこと
自分の完璧主義な性格を見つめ直す

今の会社でもあなたがまわりに上手く頼ることができれば、意外とストレスがなくなるかもしれません。
偉人の本やチームワークの本を読む、「頼ることができなくて悩んでいる」とまわりに打ち明けてみる、など行動してみてください。
それでも現状が変わらないかもしれません。ですが何も行動しないよりも、次の行動が起こせるので一歩前進です。
転職する

今いる会社の社風がワーママに優しくないなら転職してしてしまうのがシンプルです。
社風が変わるのを待っていたら、何年かかるか分かりません。自分が働きやすそうと思える会社を探して転職してしまいましょう。
一般的に今の時代は少子高齢化で人が採用できず、20代〜30代の中途採用が積極的に行われています。
経験者であればさらに優遇してもらえます。
時間に制限があって転職するのは新しい会社に対してうしろめたく感じるかもしれませんが、「残業はできない」などゆずれない条件ははじめにしっかりと伝えましょう。
以前は「残業ができないなんて正社員になる資格なし」と言った社会の風当たりでしたが、今は本当に深刻な人手不足でどの企業も経験者でいい人がいれば採用したいのです。
この追い風を利用して有利な転職活動を進めてくださいね。
ワーママの転職の場合は時間が本当にないので自力で仕事を探して→準備して→応募するのは非常に大変です。
わたしは無料で利用できる転職エージェントの利用をを強くおすすめします。
転職に必要なキャリアの棚卸しや書類作成のアドバイスをくれるので効率的に転職活動を進められますよ。
何社も登録してしまうと管理が大変なので、登録は大手のリクルートエージェントと女性の転職に強いパソナキャリア
がおすすめです。
専業主婦になる

旦那さんの収入で生活できるなら専業主婦になるのも一つの道です。
収入は減ってしまいますが、子どもが小さいうちにずっと一緒にいられる時間はお金では買うことができません。
子どもの手が少し離れたらまた仕事を探したり、自宅でできる仕事をしてみたりいろんな道があると思います。
行動すれば未来は切り開ける

現状を分析して、自分の気持ちに正直に行動をすれば、未来は今よりも穏やかに過ごせているはずです。
ワーママが正社員をやめると、もう二度と正社員になれないなんて昔の話。わたしもワーママになってから転職を経験していますし、まわりのワーママも転職経験者が何人もいます。
リスクがない訳ではないですが、今のままうつうつしているよりも行動した方が自分が納得する生活ができます。
実際にわたしが転職した時もリスクを考えてとてもこわかったですが、今は転職するという行動を選んでとても満足する仕事環境を手に入れることができました。
まずは一歩、誰かに相談したり本を読んだりして一歩踏み出してみることが大切ですよ。
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周りに頼るにも相談するにも気をつかうし、はじめはとても情けない気持ちになりました。